【こんな症例も治ります シリーズ322】突然の顔の腫れも 適切な診断と治療で治します

目の下の傷が、歯周病が酷くなって皮膚まで化膿してしまった所です。

参照サイト:

https://bit.ly/2p8mghU

 

犬 11歳 メス

 

【 特にぶつけた様子も無いのに、突然顔が腫れて痛そう 】との事で来院されました。

 

■ お話を聞いてみると、最近クシャミが多いのが気になるとのこと。

身体検査上、特に気になったことは、その子の歯には歯石がたくさん付いていたことです。

 

■ 顔のレントゲンを撮ってみると、特に上アゴの歯肉(歯周)がグズグズ状態なことがわかりました。

このことから、重度の歯肉の炎症が、歯肉に留まらず鼻の方まで広がり、突然の腫れを起こしたと考えられました。

 

■ 抗生剤の中でも特に骨にまで効いてくれるものを、おうちで飲んでもらうと、1週間もしないうちに腫れは引き、くしゃみも止まりました。

 

■ 抗生剤により症状は落ち着きましたが、原因を根本から治さなければまた再発してしまいます。

その後、しっかりと歯石除去と、グラグラした歯の抜歯を行いました。

 

■ 処置を終えると、口臭もスッキリ消え、グラグラしていて気持ちの悪かった歯も無くなり、とても調子が良いとのことです。

 

■ 歯石から始まった歯周病や歯肉炎の影響はお口の中だけに留まりません。

 

■ おうちでのケアに加え、病院での定期的なチェックはとっても大切なのです☆

 

★ 歯の病気を無くすと、“ 健口 ” ⇒ 健幸 ⇒ ヘルシーハピネスになれますね!

 

獣医師 田中聖心

Page Top