【こんな症例も治ります シリーズ309】 22歳の猫の急性嘔吐 も適切な診断と治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫 去勢オス 22才

 

【 今朝から連続で吐いていて、立ち上がらない 】との事で来院されました。

 

■ この子は慢性腎臓病があり、心雑音もあるため、体調不良の原因となる病気の種類によって、治療法が大きく変わってくることが問題でした。

 

■ 検査の結果上、心臓は今回の体調不良と関係がないと判断しましたが、意外にも腎臓病もそれほど悪さをする数値ではありませんでした。

 

■ そこで、症状と急な脱水傾向から膵炎を疑って、その治療を始めたところ、翌日には良くなり始め、1週間経たずに通常通りの生活をおくれるようになりました。

 

■ 急性嘔吐の原因は胃腸に限らず、心臓、肝臓、膵臓、腎臓など様々な原因で引き起こされます。

 

■ 胃腸の病気なら緊急性は無いと判断し放置してしまうと、病気が悪化してしまう事もあります。

 

■ 犬、猫ともに、人と比べるとよく吐く動物ですが、それに慣れてしまうと重大な病気を見逃してしまう可能性があります。

 

■ もし、普段と違う吐き方をしたり、慢性的に吐くことがあれば、一度ご相談ください。

 

獣医師 冨田 浩平

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