【 こんな症例が治ります シリーズ 184 】 ダックスフンドの腰の痛み も 的確な治療で治します。

 

 

 

参照サイト:

http://urx3.nu/jmrX

 

 

ミニチュア・ダックスフンド 10歳 ♂

 

【 腰の痛みがあるとの事で来院されたワンちゃんです。 】

 

■ 歩き方がヨロヨロしていて、抱っこしたらキャンと鳴くとのことでした。

 

■ この【 抱きキャン 】は、腰が痛い子で良く見られる反応です。

身体検査時に腰を触ると、筋肉の緊張が強く、痛みで身体が震える様子が見られました。

 

■ そこで、背骨・椎間板・脊髄(背骨の中を走る太い神経)の病変を疑い、検査をさせて頂くことになりました。

 

■ レントゲンと神経学的検査を行ったところ、レントゲンで明らかな異常は見られず、神経学的検査でも麻痺等も見られませんでした。

 

■ ミニチュア・ダックスフンドという犬種特性と、以上の検査結果から椎間板ヘルニアのうち、重症度が一番低いグレードⅠの可能性が高いと仮診断しました。

 

■ 椎間板ヘルニアの確定診断には、全身麻酔での造影検査やCT・MRI検査が必要になります。 なので、症状の進行が見られる場合は直ちにこれらの検査を実施する必要があります。

 

■ 上記の注意事項をお伝えさせて頂いたうえで、絶対安静と消炎鎮痛剤を処方させて頂いたところ、速やかに症状が改善し、痛みが無くなったとの事でした。

 

■ 当院は、脊椎外科手術も成功率が高く、椎間板ヘルニアの重症度グレードの最高(5b)と診断された症例も治します。 しかし、今回のような軽度の症状を飼主様が見逃してしまうと、急速に悪化するケースもありますので、治療を怠ると痛い目に遭う!と覚えておいて下さい。

 

■ ですから、今回の子のように、腰の痛みがすぐに改善する子もいれば、症状が長引き、悪化してしまう子もいます。 【抱きキャン】が見られたらすぐに病院までご相談ください。

 

獣医師 齋藤隆太

 

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