【 こんな症例が治りますシリーズ149 】 ウサギの難治性の鼻涙管閉塞も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウサギ 3歳齢 メス (避妊手術未実施) です。

 

【 涙が眼からいつも溢れていて目ヤニも多い 】というウサギさんです。

 

■ 検査結果から、歯のトラブルから起因している可能性は低そうだったので、症状から【鼻涙管閉塞】を疑い治療を開始しました。

 

■ 鼻涙管とは目から鼻へ続いている管の事で、ここを通って涙は排出されます。 ここに炎症が起きてくるとこの管が詰まってしまい、鼻涙管閉塞が起こり『 涙があふれる 』状態になります。

 

■ 通常は鼻涙管の洗浄と点眼治療を行っていけば、1~2週間で良化することが多いのですが、この子の場合、3週間してもなかなか良化しませんでした。

 

■ そこで、少し洗浄の方法を変え、鼻涙管の出口にあたる鼻に対しても治療を行っていくことにしました。

 

■ すると1週間ほどで少しずつ症状が良化していき、最終的には全く涙がこぼれなくなりました。

 

■ 時間はかかりましたが、飼主さんもウサギさんも気にせずに、普段の生活に戻ることができて本当に良かったです。

 

獣医師 桃崎 昂

 

 

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