【 こんな症例が治ります シリーズ 147 】 重症の椎間板ヘルニア(グレード5) も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

イヌ ミニチュアダックス 5歳 オス(去勢手術未実施)

 

【 今朝から急に後ろ足が立たないんです、というワンちゃん 】です。

 

■ 来院された時点では、後ろ足を前方に投げ出した状態で、オシッコも少し垂れ流しの状態でした。

 

■ 診察させて頂きましたら、【後ろ足が痛みを感じるか否かの検査で、脳からの神経が反応しない状態にまで至っておりました】。 しかも、オシッコのトラブル付きは、かなり悪い状態です。

 

■ すぐにCT検査の手配をさせて頂き、その結果を元に、『腰椎の2番目と3番目の間の椎間板ヘルニア(グレード5:最高に悪い状態)』と診断致しました。

 

■ そして、CT検査の日の夜に、椎間板ヘルニアの緊急手術を致しました。

 

■■ 当院の特徴として、手術は、脳から来ている重要な中枢神経である脊髄を圧迫しているヘルニア物質を取り除き、必要があれば、少し骨の微調整を特殊な手術で行います。 ここがアメリカの外科専門医からテクニックを伝授された所です。 この方法を行うようになってから、手術の成果が数段向上致しました。

 

■■ その日の内にCT検査を行わない症例もありますが、それは神経の反応を診て判断を致しております。

 

★★ この子は、その後、手術翌日から東洋医学で用いる鍼灸術と、西洋自然医療を組み合わせて(新型の中西結合鍼灸)治療を開始致しました。

 

★★ すると、2日目から神経の回復がみられ、約一週間の入院で四肢歩行が出来るまでになりました。

もちろん、完全な歩行ではなく、よろけながらの歩行ではありますが、歩けるようになりました。

 

■ 最悪のケースは、ここまでの良い治療を行っても後肢が歩けなくなり、さらにオシッコやウンチが上手く出なくなる事もあります。

 

■ しかし、最近の当院の症例では、脊髄軟化症という病気以外は『少なくとも脊髄歩行をしながらでも歩ける』レベルまで回復できております。

 

★★ この子は、ご家庭の協力を頂きながら、自宅リハビリと当院の新型中西結合鍼灸術を行い、1ヶ月後にはほぼ正常に歩けるようになりました。

 

★ 実は、オゾン療法を上手に組み合わせると、もっと良い結果をもたらします。 当院は、椎間板ヘルニアの軽度の症例で多用して、ほぼ100%治っております。

 

★★ 治癒能力を高める方法を使うと、生命力を呼び起こすのですね。 生命力に感謝致します。

 

獣医師 新井澄枝

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