【 こんな症例が治ります シリーズ 133 】 リチャードソンジリスの皮下膿瘍 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

参照サイト:

http://ur0.work/puPg

 

2歳のオスのリチャードソンジリスです。

 

★ リチャードソンジリスはリス科に分類されるジリスの一種で、体長30cmくらいのプレーリードッグに似た動物です。

 

【 あごの下が腫れていることに気づいたとのことで来院されました。 】

 

■ 仰向けにして触診してみると、右側の下あごの骨の近くが腫れていて、皮膚の下に液体が溜まっているようでした。

 

■ 身体や頭が動かないように保定をして、腫れている部分に注射針を刺して液体を吸引しました。

 

■ 液体は膿様で、染色検査をすると炎症の時に多く見られる白血球や、バイキンである細菌が沢山見られました。

 

■ おそらく飼主様の知らないうちに傷ができていて、そこが化膿したと思われました。

 

■ 液体をできるだけ吸引除去し、ご自宅で抗生物質を飲ませて頂きました。

 

■ 一週間後の再診では、あごの下の腫れは無くなり、かさぶたが少し残っているだけで元気も食欲もよく過ごしていただく事ができました。

 

■ リチャードソンジリスはまだあまり馴染みのない動物さんですが、大人しく治療にも協力的でした。 早く良くなっていただいて本当に良かったです。

 

獣医師 新井澄枝

 

 

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