【 こんな症例が治ります シリーズ 126 】 犬の脂肪肉腫 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

参照サイト : http://u777u.info/o231

 

 

犬 15歳 オス(未去勢) です。

 

■ 【右腕にシコリがあるというわんちゃん】です。

 

■ トリミングに行った時に右腕にシコリがあると言われて、様子を見ていたところ、1週間前くらいからシコリが大きくなって、出血をし始めたということで来院されました。

 

■ シコリの中は血だまりになっている様な状態で、痛みを止めながら、穴が開いていたところから中身を絞り出しました。 中身の一部を病理組織検査に出したところ、『脂肪肉腫』という結果でした。

 

■ 「脂肪肉腫」というのは、脂肪組織の悪性腫瘍(がん)です。 がんの転移が起こりにくい種類の腫瘍です。しかし、悪性腫瘍なので治療をしないと徐々に大きくなり、生活に支障が出てきてしまう可能性があります。

 

■ 飼主様と相談した結果、治療方針として外科的に切除することになりました。 手術では、腫瘍の周囲を出来るだけ多く切除しました。 この切除範囲がとても大切なのです。

 

■ 手術後の回復は順調で、検査結果も腫瘍の周囲の切除部分は腫瘍細胞も無く、キレイに切除出来ているという結果でした。

 

■ 悪性腫瘍なので、今後もしっかりフォローをしていく必要がありますが、わんちゃんの生活の質はぐっと向上しました。 飼主様からは、「 以前より元気になりました!!!! 」と嬉しいお声を頂きました(*^_^*)

 

■ 高齢になってくると腫瘍ができる確率が増えていきます。 定期的に健診をすることで早期発見・早期治療をしましょう。

 

獣医師 小田原 由佳

 

Page Top