【 こんな症例が治ります シリーズ 119 】  イヌの異常な発情出血(生理)も 的確な治療で治します。

ワンちゃんの巨大な子宮蓄膿症 です

 

イヌ 12歳 メス (避妊手術未実施) です。

 

【 前回の発情が異常に長く出血の量が多いと思っていたら、まだ2カ月ほどしかたっていないのに、また陰部から出血が認められるというワンちゃん 】です。

 

■ ワンちゃんの全身状態はそれほど悪くはなく、ただ【 最近水をよく飲む 】ということでした。

 

■ すぐに血液検査と画像診断を実施すると、白血球が異常に多くなっており、子宮と卵巣が腫れていることが分かりました。

 

■ すぐに次の日に手術で子宮と卵巣を摘出する事になりました。

 

■■ 手術後の病理検査の結果では、【 卵巣は腫瘍化して、子宮には膿がパンパンに溜まってしまっていました】。

 

■ 今回の場合、実際の身体の状態に比べ、現れてきた症状が顕著ではなかったのですが、飼主さんが異常に気が付いて下さったおかげで『一命を取り留めること』が出来ました。 もし、あと1週間様子を見ていたらと思うとゾッとします。

 

■■ 子宮蓄膿症や卵巣の腫瘍は、中高齢の動物さんに非常に多い疾患です。 しかし、これらの病気は早期の不妊手術により防ぐことが出来る病気でもあります。

 

 

★★★ ですから不妊手術がお済みでないワンちゃん・ネコちゃん・ウサギちゃんは、是非ともお早めにご検討ください。

 

獣医師 桃崎 昂

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