【 こんな症例が治ります シリーズ 73 】 ネコちゃんの糖尿病 も 的確な治療でケアします。

 

 

 

 

糖尿病 予備軍ネコで~す

 

 

 

 

 

ネコ 9歳 オス(未去勢) です。

 

 【 飲水量が多いという糖尿病のネコちゃん 】です。

 

 以前から血糖値は高いものの無治療で経過を見ていたネコちゃんが、ここ数日特に飲水量が多くなったということで来院されました。

 

 血液検査と尿検査の結果から糖尿病はあるが、食欲や元気は良く、体重も安定していたため処方食から開始することとなりました。

 

 約3ヵ月後、飲水量はさらに増え、脱水も進行してきたためインスリンを使っての血糖値のコントロールを開始いたしました。 インスリンに対する反応は良く、1ヶ月後には体重も増え、飲水量も大分改善がみられました。

 

 糖尿病の治療にはインスリンが必要になることも多く、その場合ご自宅で注射をして頂く事になりますが、うまく血糖値をコントロール出来れば元気に過ごすことが出来る病気です。

 

 ☆☆ 猫の糖尿病は、肥満との関連が多いとされています。 ぜひ、適切な体重と体型を考えて食事管理をして下さい。 現在は、ネコの糖尿病用の食事もありますので、獣医師の指導の元で適切な食事を与えて下さい。

 

 獣医師 斎藤 稔

Page Top