【 こんな症例が治ります シリーズ 52 】 皮膚腫瘤 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

イヌ 7歳 オス(去勢手術済み) です。

 

 【 昨日から脇の下に“しこり”があるのに気付いたというワンちゃん 】です。

 

 しこりは直径1.5cm位の円いものでやや軟らかく、ワンちゃんによく見られる【 脂肪腫 】によく似た外見でした。

 

 しかし、注射針を刺して“しこり”の中の細胞を調べる検査をしたところ、脂肪腫や正常な皮膚には見られない細胞が沢山採れた為、悪性の腫瘍を疑って大きく切除する手術を行いました。

 

 切除したしこりの検査結果は【 肉腫 】という悪性の腫瘍でしたが、大きく切除したことで取り残すことなく治療する事が出来ました。大きな傷口も3週間経って無事に抜糸を終え、順調に回復しています。

 

 皮膚の“しこり”はワンちゃんによく見られるものですが、炎症であったり腫瘍であったり、腫瘍でも良性、悪性とあり、一見しただけでは分からないことが多いです。

 

 早期発見早期治療がなによりですので、気になるものを見つけた時は早めに診察を受けましょう。 

 

 獣医師 斎藤 稔

 

Page Top