【 こんな症例が治ります シリーズ 51 】 猫ちゃんの特発性膀胱炎 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

ネコ 7歳 オス(去勢手術済み) です。

 

 【 今朝から何度もトイレに行くが、オシッコが少量ずつしか出ず、血も混じっているというネコちゃん 】です。

 

 症状から膀胱炎が疑われましたが、来院時には膀胱にオシッコが溜っていなかったため、レントゲン検査で膀胱や腎臓をチェックして、膀胱炎に対する対症療法を行いました。

 

 その後はすぐに症状が治まりましたが、5日後にまた頻尿と血尿の症状が出てしまいました。 今度は尿検査をすることができましたが、細菌や結晶などの原因を特定できるものは見つかりませんでした。

 

 ネコちゃんの膀胱炎の場合には、原因がはっきりしない【 特発性膀胱炎 】ということが多くありますが、その原因としてストレスや飲水量不足、肥満、質の悪いフードなどが挙げられます。

 

 今回のネコちゃんのお宅では、1ヵ月前から新しくワンちゃんを飼い始めたとのことで、その事がストレスになっていたようです。

 

 ネコちゃんが安心できる場所を確保していただき、なるべくストレスが掛からない様に工夫していただいたことで、その後は再発なく落ち着くことが出来ました。 

 

  獣医師 斎藤 稔

 

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