【 こんな症例が治ります シリーズ 20 】 膿皮症(ケース1)【皮膚病】 も 的確な治療で治します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イヌ 8歳 オス(去勢手術済み) です。

 

 【 後ろ足の指の間を舐めこわしてしまい、赤くグズグズになってしまったワンちゃん 】です。

 

 自宅で舐めない様にカラー(首に巻くプラスチック製のエリマキトカゲ状の自咬症防止用具)をつけて下さっていたのですが、それでも掻こうとするあまり、病院にいらした時にはカラーで擦れて膝のあたりまで傷が出来てしまっていました。

 

 病院での皮膚の検査と同時に膿の細菌培養検査を行ったところ、ある種の抗生物質は全く効かない細菌だという事がわかりました。

 

 適切な飲み薬の抗生物質と毎日の足先だけのシャンプー、消毒を実施してもらったところ、すぐに痒みがおさまりはじめました。 その後も、飼主さまの懸命な治療のおかげで1週間おきに見させてもらう度に、どんどん皮膚がきれいになっていき、1ヵ月後には毛こそ生えそろっていないものの、すっかり健康な皮膚に戻りました。

 

 お薬を飲むだけでは、こうも劇的に良くなる事はなかったと思います。 おうちでの治療を頑張ってくださった飼主様に感謝ですね。

 

 獣医師 桃崎 昂 

 

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