ネコ 13歳 オス (去勢手術未実施) です。
膀胱の中に【 石が出来てしまい、その石がオシッコの通り道に詰まってしまったネコちゃん 】です。
膀胱の中に出来る石には様々な種類があり、石が出来る原因にはオシッコの酸性度(すっぱさのことです!!)が関係していると言われています。
種類によっては、食事療法でオシッコの酸性度を調節し、石を溶かすことで治療する事が出来ます。
しかし、この子にできた石は【 シュウ酸カルシウム 】と言う石で、溶かす事が出来ません。
そこで、【 手術により膀胱を切開 】し、直接石を取り出す事にしました。
レントゲンでは映らないけれど、エコー検査(超音波検査)だとハッキリわかる膀胱結石もあります。
よくレントゲン検査だけでなく、エコー検査も致しましょうと言うと、『 断ります 』と言う飼主様がいますが、出来たら両方を一緒に調べておいた方が良いですね。
見逃しが亡くなります。
色々なケースがありますが、ちゃんと準備をしていれば、結石が取れます。
この子も、今ではしっかりオシッコが出るようになりました。 今後はまた石が出来ない様に、しっかり予防していくことが大切ですね。
獣医師 齋藤隆太