神奈川県大和市の湘北どうぶつ次世代医療センターです。CT検査による画像診断、皮膚科、腫瘍科、
整形外科、眼科、循環器科などの医療顧問による高水準の医療をご提供できる体制を整えています。
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【こんな症例も治ります シリーズ 339】 犬の肥満細胞腫 も 適切な診断と治療でコントロールします
【こんな症例も治ります シリーズ 339】 犬の肥満細胞腫 も 適切な診断と治療でコントロールします
参照サイト:
https://bit.ly/2TZEnDw
犬 13歳齢 オス
【 肩にしこりができて、徐々に大きくなっている 】とのことで来院されました。
■ 検査では、しこりの表面は重度の細菌感染が認められました。
また、しこり内部の細胞診検査では、悪性腫瘍の一種の肥満細胞腫が最も疑われる結果になりました。
■ 肥満細胞腫は犬の皮膚に出来る悪性腫瘍の中では最も発生頻度が高い、かつとても怖い腫瘍です。 また、細胞針検査では腫瘍の重症度は評価することが出来ず、予後は判定できません。
それらを知るためには、腫瘍摘出をして、病理検査をするしかありません。 また、手術では、取り残しがあると再発する可能性があるので、慎重に摘出する必要があります。
■ 一方で手術が出来ない場合(例えば、腫瘍がいたる所に形成されてしまっているなど)もあり、その時は抗がん剤などが適用となります。
■
この子に関しては、手術で腫瘍を摘出しました。 病理組織検査では、取り残しがないことも確認されました。 現在、手術から5カ月ほど経過しましたが、再発もなく、飼主様曰く、日に日に元気になっているそうです。
■ この子のようにしこりが出来た場合、早急に適切な検査をして、早期発見することがとても大切です。
期間が空いた場合に、もしかしたら転移してしまい、治療の選択肢が狭まってしまうかもしれません。
■
少しでも、気になることがあれば、すぐに受診することが動物さんの健幸に繋がります!
獣医師 湯本優希
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