≪ 胆嚢粘液嚢腫 を内科治療で直していると、悲劇になる事があります! 当院には、安全な外科治療方法があります。≫
前回、このお話を書いた後、外科専門の獣医師のセミナーを受講しました。
この先生は、難易度の高い手術が必要な時に、その病院に出張して手術して下さる先生です。
今までは、胆嚢破裂は【 画像診断:レントゲン検査、エコー検査など 】や血液検査で診断すれば、確認できるものとされていましたが、外科専門の先生曰く『 この常識に当てはまらい胆嚢破裂症例を、3例も続けて体験した 』と言われていました。
簡単に言うと、
手術前の検査では、≪胆嚢は破裂していないものと診断≫していたが、実際に手術でお腹を開けてみたら、
【胆嚢に小さい穴が開いており、その穴が隣の臓器である肝臓に密着して、胆汁がごく僅かしか漏れていなかった】
と言う事です。
では、このようなワンちゃんはどうなってしまったか、と言うと、
最悪の事態では、≪DIC・播種性血管内凝固症候群≫という病気が起きてしまい、
死に至る、と言う悲劇です。
そこまで行かなくても、重症になってしまい、かなり重点的な集中治療が必要な症例である事は間違いなないと思います。
当院では、幸いにもこのような ≪非典型的な胆嚢破裂の症例≫ はありませんが、今後気を付けないといけないと思った情報でした。
みなさまにも気を付けて頂きたいと思いまして、情報を提供させて頂きました。
当院の究極の目標は、
病気にならないカラダ創りで、動物たちを含めた御家族がハッピーになる事です !!!
病気になっても、しあわせな治療が出来る事です。
【感謝としあわせの御提供を目指して】がんばります!!
ファミリーアニマルホスピタル
高橋動物病院
獣医師一同