皮膚科専門医診察担当の桃崎です。
風が冷たく、なかなか外に出たくない季節となってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は痒みや皮膚病を起こしやすい【体質】についてのお話をさせて頂きます。
ワンちゃんの中には、生まれつき皮膚のトラブルを起こしやすい素因を持った子がいます。 大きく分けて【ふけ症】【しわ症】【あぶら症】【多汗】【敏感肌】などがあります。
これらの体質は年齢を重ねるごとに悪化していき、いろいろな皮膚病を引き起こす原因となります。
多い例としてダックスやシーズーなどで【しわ症】と【あぶら症】を併発しており、そのために細菌感染を繰り返したり、マラセチア性皮膚炎のコントロールがうまくできなかったりすることがあります。
この場合、内服薬の治療だけでは改善は難しく、前回ご紹介したような適切なシャンプーと組み合わせて、治療を行うことが必要になります。
これはあくまで一例です。 つまりそれぞれのワンちゃんで、その犬種やその年齢によりさまざまな体質が存在し、それが皮膚病の治療に深く関わっているということなんです。
しかしながら、裏を返せば、その子の【体質】をよく理解し、その子に合ったスキンケアをしてあげることで健康な皮膚の状態を維持できる場合もあるということです。
今は明らかな症状はなくとも、【ふけが多い、皮膚が伸びる、べたべたする】などの皮膚の状態が気になる方は一度病院で相談して、普段のスキンケアについて考え直してみるのもいいかもしれません。
当院では【アジア獣医皮膚科専門医】の村山信雄先生の【皮膚科専門診療】を実施いたしております。
https://fah-takahashi.com/blog/?p=2670
次回の【皮膚科専門診療】は、 【2月9日(月)】診察となります。
お陰様で予約診療枠が、あと新患さん2件分を残していっぱいとなっております。
それ以降は、キャンセル待ちである事を御了承して頂いた上で、申し込み受付となります。ですので来月の診察をご希望の方はお早めにお問い合わせください。
追伸:
当院の皮膚科診療は、日頃も【村山先生・アジア獣医皮膚科専門医】と連携を取りながらレベルの高い良質な診察を行っております。 村山先生は、診察だけでなく【当院の獣医師卒後教育セミナー】の講師もして頂いております。 当院の獣医師スタッフは、先生からマニアックな内容を伝授して頂き、診療に役立てております。 御安心下さい。
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