当院では、不妊手術・歯科処置などの予防手術、腫瘍摘出などの病気に対する難しい手術など、動物たちに全身麻酔をかけて行う処置を常に実施しております。
そのような時、飼い主様からは、全身麻酔や手術に対するご不安についてお聞きする事があります。
一般的な手術の流れを説明させて頂くと、
1) まず麻酔を安全にかけられるかどうかの確認として麻酔前の検査(血液検査、心臓の検査など)を実施します。
2) 検査結果から、適切な麻酔を使用し、点滴をしながら全身麻酔をかけ、手術を実施します。
もし、心臓病などがあっても、特殊な方法を使って安全に麻酔をかける事が出来ます。
3) 手術中は、気管に管を入れて、吸入麻酔(酸素と気体になった麻酔薬)で維持します。
4) 手術後は、酸素の満たした部屋で点滴を流しながら、入院して見守ります。 状態によりますが、予防手術では、通常1泊2日で退院となります。
また、全身麻酔、手術の費用に関してご不安を持たれている方も多いと思います。そこで、全身麻酔、手術に関して、分かりやすい表を作成しましたので、院内でご紹介させて頂きます。
この表は、飼主様にとても好評です。
麻酔前の検査、全身麻酔、手術に関しては、動物たちの状態で変わりますが、飼い主様と相談して、その子にあったプランを一緒に考えさせていただければと思います。
予防手術に関しては、早く実施してあげる事が予防効果、または麻酔・手術リスクも低くなります。
予防手術をしていれば・・・と後悔する飼い主様が多くいらっしゃる事は事実ですので、歯石除去や不妊手術をお考えの方は、是非この機会にご相談下さい。
手術プランの表や詳細は、ご来院下さればご説明させて頂きますので、宜しくお願いします。
鈴木獣医師