【こんな症例も治りますシリーズ 800】【セカンドオピニオン診療】『ごはんが食べられなくなってしまった腎臓病の猫ちゃん』も適切な診断と治療で治します

↑ 上のイラストは、猫の腎臓悪化時の様子です。

■ 左が正常の腎臓の姿です。

■ 一番右が、慢性腎臓病の姿です。

◆ 今回の猫ちゃんは、一番右の状態だから苦しかったのでしょう。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3hTSsha

 

猫 ミックス猫 11歳 メス(避妊手術済み)

 

 

『 他院で 慢性腎臓病ステージ4 と診断されており、ごはんが全く食べられない 』とのことで来院されました。

 

 

 

◆◆ 来院時の状態

 

 

■ 飼い主様のお話によると、

 

『 3ヶ月くらい点滴などで頑張ってきたけど、ここ最近で一気に悪くなってしまった…もう全然ご飯が食べられないんです… 』

 

とのことでした。

 

 

■ 来院して血液検査を行ったところ、

 

・ 血中尿素窒素(BUN)・・・測定限界値を超えるほど高値

・ クレアチニン(Cre)・・・16 mg/dl

 

と、腎臓にとても強い負担がかかっている状態でした。

 

■ 食欲も無く、力も入らず、グッタリとした様子もありました。

 

 

 

 

◆◆ 治療として行ったこと

 

 

■ この子には

 

・ 点滴治療

・ 吐き気止めの注射

・ 電解質バランスの調整

などを行ったうえで、

 

 

 

■ さらに ドイツの自然医学療法の注射薬 を併用しました。

 

 

※ ドイツ自然医学療法って?

 

 

ドイツで生まれた 自然薬理学に基づく注射・内服治療 です。

・ 体に負担が少ない

・ 副作用が出にくい

・ 毒素(ホモトキシン)の排泄や代謝を助ける

・ 体が本来持っている 回復しようとする力(恒常性) をサポートする

という特徴があります。

 

 

※ 西洋医学療法に  “上乗せして併用療法”  することも出来る、

体の回復を助けたり、気分・活力を上げることを目的とする治療です。

 

 

⇒ 『 生活の質(QOL)の向上 』が出来る療法なので、デトックス(排毒)とカラダの細胞のリフレッシュも出来る治療は、人気の治療方法です。

 

 

 

◆◆ 治療後の変化

 

 

■ 治療を始めて 1〜2日後…

 

 

まったく食べられなかった子がチュールを少しずつ食べられるように

体を起こして動ける様子も見られました。

 

 

■ 飼い主様も

『 久しぶりに食べてくれた…本当に嬉しいです… 』とお話しくださいました。

 

 

 

◆◆ まとめ

 

■ もちろん、慢性腎臓病ステージ4 は完治する病気ではありません。

 

 

■ ですが、

『 最後まで、その子が少しでも楽に、少しでも穏やかに過ごせるように 』

ということは十分にできます。

 

■ 今回のように、

点滴や対症治療 に加えて

ドイツ自然医学療法などの自然医療(代替療法・統合医療)を併用することで、

 

 

・ 気分が改善したり

・ 食欲が少し戻ったり

・ 苦痛を和らげること

 

ができる場合があります。

 

 

 

■ その子が『 最期までその子らしくいられること 』

これも とても大切な治療 です。

 

 

 

獣医師 土屋優希哉

 

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