【こんな症例も治りますシリーズ 737】『 シニア猫の消化器病? で代表的なもの 』も適切な診断と治療で治します

★ 写真は、左が甲状腺機能亢進症の治療前で、右が治療後です。 ビフォーは苦しそうで、アフターは楽しそうですよね。

★ 治療方法は、アメリカなどの大規模医療施設で一般的に行われている『核医学療法・ヨウ素131を用いた放射線療法』です。

 

参照サイト:

https://00m.in/KjQbs

 

猫 ミックス猫 12歳 メス(避妊手術済み)

 

 

 

【 食べても食べても食べ物を要求する、ときどき嘔吐する 】とのことで来院されました。

 

 

 

 

◆◆ 身体検査では、心拍数の増加が認められました。 また、すごく食べているのに体重は減少していました。

 

 

■ 血液検査、特殊血液検査と、画像診断のレントゲン検査、エコー検査を行いました。

 

 

 

■ すると、甲状腺ホルモンの値が大幅な高値を示しました。

 

 

■ 臨床症状と、血液検査の結果より甲状腺機能亢進症と診断し、治療を開始することとなりました。

 

 

 

 

◆◆ 猫の甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの過剰分泌により代謝が活性化し、体重減少や興奮性の増加が引き起こされる疾患です。

 

 

■ 主に、甲状腺の良性の腺腫または腺腫様過形成が関連します。

 

 

 

■ 今回の猫ちゃんは、甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制するお薬を使用し、また、ヨウ素の摂取量を制限する必要があるため、適正な療法食への変更も行いました。

 

 

 

■ 治療開始から3週間後、食欲は少し落ち着き、体重も少し増加しました。

 

 

 

■ 血中の甲状腺ホルモンの数値も適正な値で落ち着きました。

 

 

 

■ 飼主様からも『以前のように穏やかな性格が戻った』とご報告いただきました!

 

 

 

 

◆◆ 甲状腺機能亢進症は高齢の猫ちゃんで要注意な疾患です。

 

 

 

■ 定期的な健康診断で早期に発見することができます。

 

 

 

■ 猫ちゃんの健康を守るためにも、定期的な健康診断をオススメいたします!

 

 

 

■ 是非お気軽にご相談ください!

 

 

 

 

獣医師 木島里衣

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