【お困りではありませんか? アドバイスしますシリーズ 41】 猫ちゃんの『症状が重度に出てから検査をした方が良い? 手遅れにならない?』でお困りではありませんか?

 

 

■■■ 『 猫の食欲不振で、精密検査が必要なサイン 』 編

 

 

■ 猫ちゃんの「食欲不振」は、日常的によくある症状のひとつです。

しかし中には、早めに精密検査を行うべき重大な病気が隠れているケースもあります。

 

 

 

◆◆ 今回は、どのような場合に詳しい検査(血液検査・レントゲン・エコー・CTなど)が必要になるのか、その目安を解説します。

 

 

■■ よくある一時的な食欲低下

 

 

まず、以下のような場合は一時的なことも多く、少し様子を見ることもあります。

・ 環境の変化(引っ越し・来客など)

・ フードの変更

・ 軽いストレス

 

ただし、「元気がある」「水は飲めている」などが前提です。

 

 

 

■■ 精密検査を検討すべきサイン

 

以下のような症状がある場合は、単なる食欲不振ではなく、病気の可能性が高くなります。

 

食欲不振が2日以上続く

 

猫は絶食に弱く、数日食べないだけで

**脂肪肝(肝リピドーシス)**を起こすリスクがあります。

特に太っている猫ほど危険です。

 

 

 

元気がない・動かない

 

食べないだけでなく、

・ 寝てばかりいる

・ 反応が鈍い

などがある場合は、全身状態の悪化が疑われます。

 

 

 

嘔吐や下痢を伴う

 

消化器疾患だけでなく、

・ 腎臓病

・ 膵炎

・ 異物

などの可能性もあります。

 

 

 

体重が減っている

 

 

慢性的な食欲低下で体重が減っている場合、

・ 腫瘍

・ 慢性腎臓病

・ 甲状腺機能亢進症

などの可能性が出てきます。

 

 

 

口臭・よだれ・口の痛み

 

口腔内のトラブルもよくある原因です。

・ 歯周病

・ 口内炎

・ 腫瘍

などが隠れていることがあります。

 

 

 

黄疸(目や皮膚が黄色い)

 

これは『 緊急性が高いサイン 』です。

・ 肝疾患

・ 胆道系の異常

が疑われます。

 

 

 

 

■■ 精密検査でわかること

 

当院では、症状に応じて以下の検査を組み合わせて診断します。

 

・ 血液検査(腎臓・肝臓・炎症など)

・ レントゲン検査

・ 超音波(エコー)検査

・ CT検査

 

 

特にCT検査では、

・ 腫瘍の有無

・ 臓器の詳細な構造

・ 原因不明の異常

をより正確に評価することができます。

 

 

■■ まとめ

 

■ 猫の食欲不振は軽く見られがちですが、

「食べない」というサインは体からの重要なSOSです。

 

特に以下に当てはまる場合は、早めの受診・検査をおすすめします。

・ 2日以上食べない

・ 元気がない

・ 体重減少がある

・ 他の症状(嘔吐・黄疸など)を伴う

 

 

 

■ 当院では、猫ちゃんの負担をできるだけ軽減しながら、必要な検査・治療をご提案しています。

「様子を見るべきか迷っている」

「検査が必要か判断してほしい」

といったご相談も可能ですので、お気軽にご来院ください。

 

 

 

獣医師:土屋優希哉

 

Page Top