【こんな症例も治りますシリーズ 843】『 セカンドオピニオン診療: 「食欲がない原因はお口でした」猫の歯周病の症例 』も適切な診断と治療でコントロールします

 

 

猫 ミックス猫 8歳齢 オス(去勢手術済)

 

 

【 4日前から食欲が低下している 】とのことで来院されました。

 

 

 

◆◆ 実はこの子、最近新しく子猫を迎えたばかりだったため、最初は環境の変化によるストレスが原因ではないかと考えられていました。

 

 

■ 実際、他の動物病院では点滴やストレス対策のお薬が処方されていましたが、食欲はむしろ低下していく状態だったそうです。

 

 

 

◆◆ そこで当院ではまず全身状態と身体検査を行いました。

 

 

■ すると、口の中を確認した際に重度の歯周病が見つかりました。

 

 

■ 猫は痛みを隠す動物なので、口の中が痛くても食べられなくなるまで気づかれないことが多いです。

 

 

■ この子も歯周病によって、歯ぐきの炎症、歯のぐらつき、強い口の痛みが起きている状態でした。

 

 

 

 

■■ そのため、麻酔下で歯石除去と状態の悪い歯の抜歯を行うことになりました。

 

 

■ 口腔外科処置を行い、お口の痛みの原因を取り除いたところ、なんと翌日からご飯をしっかり食べ始めました。

 

 

■ 飼い主さんも『 こんなに食べると思わなかった! 』と、とても驚かれていました。

 

 

 

 

◆◆  猫の食欲不振の原因は「口の中」のこともあります

 

 

■ 猫の食欲低下というと、ストレス、胃腸の病気、腎臓病などを心配されることが多いですが、実は歯周病や歯の痛みが原因になっていることも少なくありません。

 

 

■ 猫は痛みを隠すのがとても上手なので、食べにくそう、片側だけで食べる、食べようとしてやめる、といったサインが出るまで気づかれないこともあります。

 

 

 

 

◆◆  まとめ

 

 

■ 今回の猫ちゃんは、食欲低下の原因が重症の歯周病で、歯石除去と抜歯で改善した症例でした。

 

 

■ 『最近食欲が落ちている』『食べ方が変わった』。 そのような時は、お口のトラブルが隠れていることもあります。

 

 

■ 気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

獣医師 伊藤雅志

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