【院長レポート】 9月は、学びの収穫の時を沢山持てました ⇒ 整合性分子栄養学から アメリカ獣医学外科実習セミナーまで (その2)

 

 

◆◆◆ このブログの前頁の『その1』で、内容が濃かった前半をご紹介致しました。

 

 

◆◆◆ 今回(その2)は、アメリカ臨床獣医学の\脳脊椎神経外科実習セミナー/について、ご紹介させていただきます。

 

 

 

■ 前年の同シリーズの実習セミナーも、アメリカで活躍している日本人の外科専門医が登壇して、教えてくださったのですが、今年は日本の獣医学科の教授も勤めた後に、現在はテキサスA&M大学の准教授として毎日『 脳脊椎神経外科手術 』を行なっている日本人の伊藤大介先生に、最新版の技術をご指導いただきました。

 

 

 

■ 外科実習の時間帯は、もう一人の獣医師とペアになって手術をするのですが、なぜか、私は『昨年から大病院の副院長以上の獣医師とペア』になる傾向があり、『その先生方がほとんど難易度の高い手術に不慣れ』であり、私がその先生を指導することになってしまう関係、この構図は今年もでした。

 

 

 

■ 個人情報ですので、細かくは言えませんが、今年のペアの先生も素直な方で、首都圏の大きな有名な病院の院長さんでした。 成功者には、素直な方が多いです。

 

 

 

 

◆◆◆ 今年の脳脊椎神経外科は、次のような病気の時に役立つ手術テクニックです。

 

 

 

★ 椎間板ヘルニア(頸椎(腹側・背側アプローチ)胸部、腰部)

 

 

★ 脊椎内腫瘍(各種アプローチ)

 

 

★ 馬尾症候群(シッポの付け根のトラブル)

 

 

★ 環軸亜脱臼(首の付け根の頸椎のトラブル)

 

 

★ 後頭孔形成不全(頭蓋骨の後頭部のトラブル)

 

 

★ 脳内外科(腫瘍など)

 

 

 

 

☆彡 特に、今回の特徴は、『 低侵襲手術(小さな術創部から手術が可能な技術) 』を背骨の椎骨を中心に学ぶことが出来、楽しい時間を持てました。

 

 

☆彡 いつもは、手術メニューの種類が多く詰め込んである『 密度の濃い外科実習セミナー 』でしたが、今年は丁度良い手術メニュー数だったので、大変満足した参加者が多かったと思います。

 

 

 

 

 

◆◆◆ 特に、今回は『 前述のアメリカ獣医学の本場であるテキサスA&M大学の伊藤大介先生と食事をする機会が多く、多くの気付きを得た 』事が、大きな収穫でした。

 

 

 

### 元々、日洋航空という獣医師向けの企画旅行会社が、このセミナー運営を行っていたのですが、金澤社長が2024年5月に逝去されて閉業されたので、後継者のエスプリ旅行社の長澤社長が起業されて今回の外科実習セミナー運営を行なって下さいました。 感謝申し上げます。

 

 

 

■ 宣伝ではありませんが、この海外シリーズの外科実習セミナーに参加し続けて、どんどん動物病院を大きくした先生方を複数知っております。 単純に技術を学ぶのではなく、普段日本の学会などで顔を合わせても挨拶ぐらいしかしない有名な先生とも親しくなれて、学術的なネットワークをどんどん広げていくことが出来ます。

 

 

 

 

■ 『エスプリ旅行社』は、お勧めの外科実習セミナーの企画旅行社です。 次回からは、長年貢献して下さった先生から、若手でやり手で実績のある先生に企画立案担当リーダーが引き継がれます。
さらに、新しい視点や海外ネットワークを活用した企画が増えると思いますので、今後も応援していきたいと思います。

 

 

 

 

 

◆◆◆ 最後に、当院は多くの外科手術を手掛けて成功させております。 手術は、技術だけを上達する事は良いことですが、実は、『 手術に至るまでの、診断検査と成功させるための準備 』が重要です。

 

 

■ 当院は、その中でも『 多くの術後死亡の原因である“ 血液が固まって血栓を全身に作ってしまう病気(DIC) ” 』を当院内にある機器検査で早期に確定診断できるシステムを、確立しました。 このDICは、腫瘍や膵炎などと同時に起こっている場合が多いのが特徴で、死に至る病気です。

 

 

 

 

 

◆◆ 当院は、セカンドオピニオン診療がどんどん増えています。 電話予約されてから、ご安心してお越しください。 046-274-7662(代)

 

 

◆◆ これからも、『 動物ファーストの精神 』の当院の発展に応援と期待をしていただければ幸甚でございます。

 

 

獣医師 院長 高橋 俊一

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