【こんな症例も治りますシリーズ 733】『 犬の定期健診で発見した慢性肝炎 』も適切な診断と治療で治します

↑ 上の写真は、犬の慢性肝炎を起こしている肝臓です。

■ これは他犬の肝臓の表面ですが、特に不規則に見える部分が炎症が激しい部分です。

 

 

参照サイト:

https://00m.in/dGNAa

 

犬 ミニチュアダックスフンド、7歳、オス(去勢手術済み)

 

 

【 この犬は、定期的な健康診断の一環で血液検査を受けた際、肝細胞障害を示す数値異常が発覚しました。 具体的には、肝酵素であるALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)やAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)の値が基準値を超えている 】と言うことで来院しました。

 

 

◆◆ 診断を確定するために、超音波検査やレントゲン検査、肝臓の機能検査を行いました。

 

 

■ その結果、肝臓の機能異常があり、肝臓の腫脹が確認されました。

 

 

★ さらなる鑑別診断のため、CT検査、肝臓の針生検を行いました。

 

 

★ その結果、肝臓に炎症、変性が見られ、慢性肝炎という診断となりました。

 

 

 

■ 肝炎は、肝臓の炎症を引き起こす病気で、さまざまな原因が考えられます。

 

 

■ 細菌やウイルスによる感染、薬物や毒物の影響、さらには免疫系の異常が原因となることがあります。

 

 

 

◆◆ 今回のワンちゃんは肝臓を保護するための薬物療法や、肝臓に負担をかけない食事療法を始めることとなりました。

 

 

■ さらに、肝臓の健康をサポートするサプリメントや、オゾン療法、ドイツ自然医学療法も併用することが効果的です。

 

 

■ これらの療法は、肝臓の細胞修復を促進し、免疫機能を調整する効果が期待されます。

 

 

 

 

◆◆ 肝臓の回復には時間がかかることがありますが、適切な治療と並行して生活習慣を見直すことが重要です。

 

 

■ 適度な運動やストレスの少ない環境、そして良質な食事が回復をサポートします。

 

 

◆ 寿命が人より短い動物さんですので、定期的な健康診断はとても大事です。

 

 

◆ 当院では一般的な血液検査以外にも、様々なオプションをご用意しております。

 

 

◆ 年齢によっても必要な検査が異なりますので、その子に適切な検査を飼い主様とご相談の上、獣医師が決定しております。

 

 

■ これからも健康に、元気に過ごしてもらえるように、是非ご相談ください。

 

 

 

獣医師 木島里衣

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