↑ 猫ちゃんの胸水症のレントゲン像です。 胸水症の原因は多くあります。

 

参照サイト:

https://00m.in/gnCSs

 

猫 22歳 ミックス猫 メス(避妊手術済み)

 

 

【 今年22歳を迎えた矢先に呼吸が苦しくなり 】と来院されました。

 

 

 

 

◆◆ 今から8年前の14歳の頃、聴診で不整脈が発覚しレントゲン、心臓エコー検査で心筋症が疑われました。

 

 

■ 特に症状はなく、生活する上での問題はありませんでした。

 

 

■ その後、重度の歯周病などがありましたが元気に過ごされていました。

 

 

■ そんな高齢の猫ちゃんですが、今年誕生日を迎えた矢先に呼吸悪化の症状が出て、来院されました。

 

 

 

■■ レントゲン、心臓エコー検査などで、心筋症の悪化による心不全、胸水貯留が認められました。

 

 

★ 早速胸水を抜去し、心臓薬、利尿剤などで治療を開始しました。

 

 

★ 胸水の中には、悪性腫瘍の細胞はありませんでした。

 

 

■ 現在22歳半という超高齢猫さんですので、飼い主様も無理のない範囲での検査、治療を望まれています。

 

 

■ その後は、時々胸水を抜去していますが、呼吸は落ち着いて食事も取れています。

 

 

■ 胸水の抜去タイミングも徐々に間隔が開くようになり喜ばしいことですが、利尿剤を使用しているので腎障害の悪化に注意しなければなりません。

 

 

■ 治療を始めて3ヶ月が経ちましたが、腎数値の悪化はなく食事も自力で出来ています。

 

 

 

 

◆ 『 口腔内の免疫力を高める外用薬 』の口内塗布も、飼主様が頑張って続けてくださっているおかげだと思います。

 

 

 

■ 平均寿命を大きく超えられましたが、飼い主様にはまだまだ一緒に暮らせる幸せをこれからも感じていただきたいです。

 

 

 

 

獣医師 新井澄枝

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