【こんな症例も治りますシリーズ 691】 『 ワンちゃんの難治性外耳炎 』も 適切な診断と治療で治します

↑ 上の写真は、パグの耳介を持ち上げた外耳道入口です。

■ 皮膚がタダレています。 外耳道内も同様にタダレています。

 

参照サイト:

https://00m.in/ovKOA

 

イヌ パグ 8歳 オス(避妊手術済み)

 

 

【 2年前から慢性の外耳炎の治療をしていた 】パグさんです。

 

 

◆◆ 元々アトピー性皮膚炎の疑いのある子でしたが、外耳炎がなかなか治らず、耳垢もクリーム状で耳道内を埋め尽くしている状態でした。 

 

 

 

■ ビデオオトスコープで耳道内を観察したところ、耳道壁に小さなしこりも見つかりました。

 

 

 

■ 外耳道が狭窄をしているので、クリーム状の耳垢も排出しにくい構造になっていました。

 

 

 

■ 外耳洗浄用液で耳道洗浄をしていくうちに、徐々にクリーム状から液状に色も透明度が増すようになりましたが、なかなか完治せずにいました。

 

 

 

■ トリミングは当院以外のサロンでされていたのですが、耳道内の洗浄にも良いマイクロバブルバスをお勧めいたしました。

 

 

 

◆◆ マイクロバブルは細かい泡のお風呂に入りながら、そのまま耳の洗浄もすることができます。 被毛の汚れや皮膚表面の汚れも落ちるため、すべすべの手触りになります。

 

 

 

■ 試してみてもらったところ、耳道内の耳垢も綺麗に洗浄されて耳鏡でもかなり奥まで観察することができました。

 

 

 

■ 今後もマイクロバブルバスを治療の一環としてご利用いただき、耳道内のしこりについても経過観察をして増大傾向があるなら早めに生検したいと思います。

 

 

 

 

◆◆ お耳の臭いの気になるワンちゃんは、ぜひ一度お試しいただけたらと思います。

 

 

 

 

獣医師 新井澄枝

 

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