【FIP専門治療センター】 非典型的なFIP猫は、ベテランで優秀な獣医師が誤診しやすい!? なんで?
↑ 上の写真は、左がウェットタイプ、右がドライタイプのFIP猫ちゃんです。
★ 左は、お腹が膨れています。
★ 右は、眼が濁っているのが分かると思います。 ぶどう膜炎と言います。
参照サイト:
https://bit.ly/3yzbEtv
■ 最近、かかりつけ医でFIP(ネコ伝染性腹膜炎)という診断が直ぐに付かないで、当院に転院してから『 非典型的なFIP 』と言う診断が付く猫ちゃんが、まだまだ増えています。
◆◆◆ 治らない・診断が付かないなど、ご愛猫の病気で困られてませんか?
■ もしかしたら、その病気は『 FIP・伝染性腹膜炎 』かもしれません。
★ そういう目で、病気のデータを見てみると、『 こじれた病気の中に、FIPを疑えるデータが出てくる事があります 』。
■ 特に、2019年からFIPの常識が変わってしまいましたので、その新しい知識を使いこなしていないベテランで優秀な獣医師の先生は、『 昔から培ってきたFIPの常識 』が頭の中で邪魔するので、判断が混乱してくるのです。
★★★ 本日お伝えしたい内容は、『 ベテランで腕の良い先生であればあるほど、誤解をしてしまうのが今回の新しいFIPの診断基準です 』ので、その先生方の口から『 たぶんFIPでは無いと思う 』と言う言葉が出てきたら、『 一度、新しいFIPの診断基準を使いこなしている、FIPのセカンドオピニオン可能な動物病院に駆け込んでみてください 』。
★ 『 たぶん 』を付けて説明してくる獣医師の心理には、『 もしかしたらFIP・猫伝染性腹膜炎? 』と言う気持ちもあるのか?、と疑っても良いと思います。
★ 様子を見てから、セカンドオピニオン診療に行こう、と考えないで下さい。 お気持ちは分かりますが、FIPウイルスはドンドン全身を蝕んでいきます。 一刻も早くご連絡ください。
★★ 先日も、重症になったFIP猫ちゃんが転院して来られて、当院で積極的な治療をしたら、ドンドン良くなってきたのですが、飼主様の事情が変わられて・・・ と言うケースがありました。
★ もし、2週間前にご相談だけでもいただいていたら、動物や飼主様に負担がかからない医療でお手伝いが出来たのに、、、 と言う残念な気持ちが残ります。
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◆◆ 飼主様は、いわゆる『 隠れFIPのサイン 』を見逃さないで下さい。
※ と言っても、飼主様が血液検査を分析するのは難しいと思います。
■ 最近は、かかりつけ医で『 血液検査データを印刷して手渡している 』事が多くなりました。
■ このデータを、FIP診療を専門に実施している動物病院に持っていき、しっかりと分析してもらうと『 隠れたFIPのデータ 』が見えてくる事があるのです。
◆◆◆ また、別の角度から誤診を防ぐ話をします。 猫の体内で、FIPウイルスは増殖しているので、血液検査結果は刻一刻と変化しています。
■ 飼主様の中には、『 先日、かかりつけ医の動物病院で血液検査を実施したばかりだから 』と当院での再検査を拒否される方もいます。
■ しかし、是非勘違いしないでいただきたいのは、日々増殖しているFIPウイルスに抵抗している猫ちゃんのカラダは、どんどん変化しているのです。 ですから、現状を血液検査などで確認する事は『 とても重要 』です。
◆ さらに、他の一般動物病院では、『 FIP診断にとって重要な検査項目を検査していない 』事実もあるので、正確な情報を得るためにも追加検査が必要です。
■ それらの変化を比較してデータ分析して診る事が、『 隠れFIP 』を見つける大きなチャンスになります。
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### お困りごとの解決方法は
# お気軽に、一度、電話をいただけますでしょうか。
046-274-7662(代)
# メール相談でも良いです。
■ お手伝い出来る可能性が多いです。
■ ご安心下さい。
獣医師 高橋 俊一
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