【新 当院の特徴ある医療シリーズ 38】 高度な手術を可能にする『 ウェラブル 高照度手術用ライト 』を大和市内初で導入しました

↑ 上の写真は、高照度ウェラブルヘッドライトです。

◆ OPELAⅢという製品です。

◆ とても使いやすい助っ人デバイスです。

 

■■■  “ 最新型 ウェラブル 高照度手術用ライト ” で手術すると ?! ■■■ 

 

 

 

■■ 犬猫の手術って、一般の飼主様から考えると『 簡単で、直ぐに終わる 』と思われている事が多いと感じます。

 

 

 

◆◆ しかし、よく考えてみて下さい。

 

 

■ 最近の小型犬や、猫ちゃんの体重は、2~4Kg(2000~4000g)です。

 

 

■ すなわち、人間の新生児の体重(平均値)が厚労省発表によると、3Kgですので、『 新生児の手術をしている 』レベルと同じな訳です。

 

 

 

※ 人間の新生児の手術と聞くと、それは『 微細な難易度の高い手術をしている 』とイメージしていただけるかもしれません。

 

 

 

 

 

★ そうなのです。 例えば、小型犬の胆管が破裂して癒着が激しいお腹の中は、臓器の癒着や漏れている胆汁のお陰で激しい腹膜炎が起こってしまい、『 例えて言えば、密集したジャングルをかき分けないと、破裂した胆管の場所が見れない 』状況なのです。

★ ジャングルですから、『 とても暗くて、細くて入り乱れた新生血管が沢山あって、出血も多い 』のです。 いわゆる、奥が見えづらい環境なのです。

 

 

 

◆◆ そのような時に、手術時のヘッドライトが『 高照度の無影灯 』になっている『 ウェラブルタイプ(身に着けられる) 』のOPELAⅢがあると、手術の執刀医にとっては大助かりです。

 

 

 

★ 通常の職場の照明は、照度300~500~750ルクスと定められています。
(JIS Z 9110:2010 照明基準総則より)

 

 

★ 手術室の無影灯の照明は、照度10,000~100,000ルクスの間でなければなりません。
(JIS Z 9110 2010 改正 照明基準総則 1)の保健医療施設の診療・検査空間 手術室の指針より)

 

 

★★★ このOPELAⅢの照度は、145,000ルクスですので、手術室の無影灯よりも本当に明るくて、手術の腕が良くなってしまいます。

 

 

 

■ 短時間に、術部の状況を把握しやすいですし、細かい部分も綺麗に分かりますので、『 微細な手術が、的確に出来ます 』。

 

 

 

■ OPELAⅢのメーカー調べですが、神奈川県大和市では初の導入だそうです。

 

 

 

★★★ 難易度の高い手術だけでなく、簡単と思われがちで、かつ慣れている手術でもOPELAⅢを使用すると、とてもレベルの高い仕上がりになります。

 

 

 

◆◆ 私達の動物医療の目的は、『 動物たちの健やかな幸せに貢献 』できるよう、『 100% For Animal(100%動物たちのために) 』、当院はより良い医療を追い求めてまいります。

 

 

 

■ そのためにも、ドンドン進化してまいりますので、ご期待くださいませ。

 

 

獣医師 高橋 俊一

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