【こんな症例も治りますシリーズ 505】 ワンちゃんの『 釣り針の誤食 』も 適切な診断と治療で治します

上の写真は、犬の口の中です。
■ 舌の上にある釣り針は、舌に刺さっています。
■ 特殊な方法で、針を取れば問題が起こりません。

 

参照サイト:

https://bit.ly/38uLRbm

 

 

犬 ヨークシャーテリア 3歳 オス(去勢手術済み)

 

 

【 砂浜を散歩中に、釣り針を飲んでしまったかもしれない 】とのことで来院されました。

 

 

 

◆◆ この子は、口の中に大きな釣り針が見えました。

 

 

■ レントゲン検査で、顔と肺と消化器の部分の撮影したところ、他に釣り針はありませんでした。

 

■ 飲み込んでしまった釣り針を取るためには、麻酔をかけて取るしかありません。 無麻酔で摘出しようとすると、カラダを傷付けてしまうのです。

 

 

 

■■ 釣り針には、釣れた魚を逃がさないように針を抜けにくくする『 返し 』という構造があります。

 

 

■ そのため、ただ引き抜くのではなく、特殊な方法を使って摘出を実施しました。

 

 

■ 摘出手術は短時間で終わり、次の日から元気にご飯が食べれたそうです。

 

 

 

■ この子は運良く口の中にまだ釣り針がありましたが、胃の中に入ってしまった場合はお腹を切開しなければなりません。

 

■ これからのシーズン、ワンちゃんを連れて海に行く際は気をつけてください。

 

 

 

獣医師 落合勇吏

Page Top