【こんな症例も治りますシリーズ 444】 連続した嘔吐と食欲不振 も適切な診断と治療で治します

犬の嘔吐のイラストです。
本当に苦しそうに何回もしている姿を見ると、何とかしてあげたい、と思われますよね。

 

参照サイト:

https://bit.ly/38aqF6P

 

 

ポメラニアン 16歳 オス (去勢)

 

 

【 連続して吐いて食欲がない 】とのことで来院されました。

 

 

◆◆ 嘔吐、食欲不振の原因は無数にある為、とても難しい症状になります。

 

 

■ 例えば、ストレス、胃腸炎、中毒、腫瘍、腎臓病など、数えきれないほど鑑別診断があります。

 

 

■ 既往歴や現病歴などから、ただの胃腸炎ではなく、胆管閉塞と膵炎を疑い検査を進めていった結果、現段階で胆管閉塞は無く、膵炎の可能性も高くはないと判断いたしました。

 

 

 

 

 

■ 膵炎の診断は多種の検査を組み合わせたうえでの総合判断になる為、確定診断は難しく、重症例だと命に関わる病気のため、しっかりした検査で可能性を否定しておくことが大切になります。

 

 

■ 今回は一度胆管が詰まり、それが解除された状態を第一に疑いました。

 

 

■■ 原因は取り除かれている為、通院の対症療法をしっかりとすることで検査数値と体調もすぐに良くなり食欲も戻ってきました。

■ 最初の検査で可能性のある病気をしっかり鑑別診断することで、必要最低限の治療で体調を戻すことが出来ます。

 

 

■ 何かお困りの際はご相談ください。

 

 

獣医師 冨田 浩平

Page Top