【こんな症例も治りますシリーズ 395】 難治性の犬の脱毛 も適切な診断と治療で治っています

犬の脱毛は、色々な原因があります。 今回は、非典型的な症状で、他院様が混乱するような原因によって起こった脱毛でした。

参照サイト:

https://bit.ly/38DUoVp

 

 

犬 シェルティー 11歳オス

 

 

【 うちの子の腰に円形脱毛!? ストレスから?? 痒みがあり辛そう 】と言うご心配で来院されました。

 

■ 放っておくと全身の毛が抜けてしまうかも…、 他の病院で塗り薬をもらって治療しても治らないので、治してほしい、という御心配症例です。

 

 

 

 

■ 早速、院内と院外の検査を行いましたところ、【 皮膚糸状菌症 】という診断が出来ました。

 

 

★ 今回の皮膚糸状菌症の原因菌は、カビ(真菌)のマイクロスポラム・キャニスと言う菌でした。 このキャニスと言う名称は、【 犬 】と言う意味なのですが、マイクロスポラム・キャニス菌は【 犬から検出される事が珍しい菌 】で、【 子猫の皮膚から良く検出される菌 】なのです。

 

 

★★★ ちなみに、この菌が犬に感染すると、とても激しい皮膚潰瘍になる事で有名な菌でもあります。

■ カビはしつこい病気です。
塗り薬だけでは治らないことが多いので、適切なお薬を飲むことと、薬用シャンプーを使って治療します。

■ この子も治療を始めて、すぐには綺麗に治りませんでした。
ですが二週間も経つとフケが減って、毛が生えてくるようになり、薬を徐々に減らしながら2ヶ月かけてようやく治りました!

 

 

■ ただの脱毛と放っておかずに、皮膚病が分かる動物病院に行きましょう。

 

※ カビは、人間にも感染することがあります。
カビと診断されたら、接触をなるべく控えて、触った後はしっかり消毒をしましょう。

 

 

獣医師 落合勇吏

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