【こんな症例も治りますシリーズ 384】 犬の目が白くなった状態 も 適切な診断と治療で治します

ワンちゃんの白内障です。 瞳孔の中に白い部分とその周囲に黄色い部分があります。 白い部分が、水晶体変性が起きた白内障の部分です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3pxoO3k

 

イヌ 10歳 雌(避妊手術実施済み) です。

【 眼がうっすらと白くなっている 】との事で来院されたワンちゃんです。

 

■ 飼主様いわく、『 この子は老齢期入っているので、白内障ではないか 』という事でした。

 

 

■ そこで、まず視覚検査を行い、視覚や反射に異常のないことを確認しました。 次に散瞳剤というお薬を点眼し、瞳孔を開かせ、スリットランプと呼ばれる検査機器で細い光を眼に当てて角膜や水晶体を観察しました。すると早期の白内障「初発白内障」であることがわかりました。

 

■ スリットランプは肉眼では確認できない微細な病変を観察できるので、早期の白内障でも発見することができました。

 

 

 

■ 現在、白内障に対する治療薬や予防薬はありませんので、今回のような【早期の白内障】には進行を遅らせるための点眼薬と、サプリメント内服を続けていくことになりました。

 

■ 白内障で、そのままにして一度失われた視界を取り戻すことは、外科以外にはできません。 今回のように飼い主様が注意深く見てあげることで初期に発見し、視界のあるうちに内科治療を開始することが大切です。

 

 

 

■ 白内障は人では多くの場合、老齢性であるのに対し、ワンちゃんの場合、遺伝的に若くから発症してしまう犬種があり、ハスキーが有名ですが、その他にも柴犬、チワワ、ミニチュアシュナウザー、アメリカンコッカースパニエル、ボストンテリア、トイプードル、ミニチュアピンシャー、ダックスフンド、ヨークシャーテリアなどが知られています。

 

 

■ また、ワンちゃんの場合、糖尿病から発症してしまうこともありますので、気になる目の症状がありましたら当院までご相談ください。

 

 

獣医師 天野

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