【こんな症例も治りますシリーズ 369】 猫の肥大型心筋症 も的確な診断と治療でコントロールします。

猫の心臓病の中で一番多いのが、HCMという肥大型心筋症で、その中でもHOCMという流出路閉塞性肥大型心筋症が増えています。このイラストにあるように、矢印のある大動脈弁の手前で、中隔壁が盛り上がって、血流が止まってしまう事があるので、全身に虚血と言う状態が起こり、急死してしまう怖い病気です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/2NhEgPi

 

 

猫 18歳1ヵ月 オス(去勢手術済み)

 

 

【疲れやすいのか、元気が無いのか、なんとなくいつもと違う】とのことで来院された猫ちゃんです。

 

 

■ 食欲はあるが食べている途中で疲れてしまう、走り回ることがなくなった、ということで身体検査をしてみると、心雑音が聴診され、心臓の超音波検査を行ってみました。

 

 

■ すると、心臓の筋肉(心筋)が分厚くなっており、血液が入り込む心臓の部屋が分厚くなった心筋に押されて狭くなり、血液の流れに逆らう血流(逆流)が見られました。

 

 

■ そのため、心臓のお薬をお出しし、経過を見てみたところ、食事中に疲れる事が減ったようで、以前のようにバクバクご飯を食べてくれるようになり、家の中でダッシュすることも見られるようになったとのことでした。

 

 

■ 猫ちゃんは特に自身の体調変化を隠しやすい生き物であり、今回の様に心臓病が潜んでいることも多いため、早めに来院されることをオススメします。

 

 

獣医師 新美綾乃

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