【こんな症例も治ります シリーズ 345】 ネコちゃんの甲状腺機能亢進症も 適切な診断と治療でコントロールします

左のイラストは、正常な心臓の断面です。 真ん中は、肥大型心筋症です。 右は、大動脈への血流が塞がれている心筋症のタイプです。 最近は、左のタイプが増えています。

 

参照サイト:

https://bit.ly/37tVDUv

 

 

猫 17歳11ヵ月 オス(去勢手術済)

【 夜鳴きがひどく、鳴き声がとにかくでかい 】というネコちゃんです。

■ 問診していくうちにこのネコちゃんの場合、甲状腺機能亢進症という病気が背景にあるのではないか、と強く疑われたため、全身の血液検査と、甲状腺ホルモンを測定する血液検査をさせていただきました。

■ 検査の結果、甲状腺ホルモンの数値が正常値の2倍以上高くなっていたため、甲状腺機能亢進症と判断し、治療を開始しました。

■ 治療を開始してからは夜鳴きも声の大きさも元に戻ったとのことです。

その後は経過観察として、定期的に甲状腺の数値を測定させて頂いております。

診察に来ていただく度に元気な姿を見せてくれて、とても嬉しいです(*^_^*)

■ 【甲状腺機能亢進症】とは、高齢のネコちゃんにとても多い病気の一つです。

甲状腺から出るホルモンが身体の代謝を必要以上に活性化してしまうことにより、

  • 食べるのに痩せてしまう

  • 興奮しやすくなってしまう

  • 多飲多尿

  • 消化器症状(下痢、嘔吐)

  • 夜鳴きがひどい、声が大きい

等の症状がでてきてしまいます。

■ また、ひどくなると、全身に血液を送るポンプのような働きをしている心臓の筋肉が肥大してしまい、全身の血液循環が悪くなった結果、血管に血栓ができてしまうこともある非常に怖い病気です。

■ 猫ちゃんの生活にいつもと変化が見られたら、早めに受診されてください。

獣医師 新美綾乃

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