【こんな症例も治ります シリーズ 341】 猫の妊娠診断で見つかった膀胱炎 も 適切な診断と治療でコントロールします

 

 

 

猫 1歳4か月 メス

【 妊娠をしているか判定してほしい 】とのことで来院されました。

■ トイレに血が混ざっており、以前の妊娠した時と似た症状ということでした。

■ その日の検査では、子宮内に子供は確認されませんでした。 一方で、膀胱が汚れているのが分かり、尿検査を実施しました。 そこで膀胱炎が見つかり、血尿の原因はこの膀胱炎であったことが判明しました。 膀胱炎の治療をすることで血尿は治まりました。

■ 避妊手術をしていないと、今後さまざまな病気のリスク(子宮蓄膿症など)が出てきます。

この子も、今後避妊手術をすることで、それらを予防する方針となっています。

■ 今回のようにトイレに血が混ざっているときは、さまざまな原因が考えられます。 その中には緊急性のある重い病気をあります。 必ず、放置せずに1度受診してください。

■ また、もし子供を産むことを希望しないのなら、避妊・去勢手術は、積極的に実施しましょう! 動物さんにとって、メリットは沢山ありますよ!

※ なかなか、手術に踏み切れない原因として、「麻酔が怖い」というのがあるかもしれません。 当院では手術前の検査をしっかりすることで、麻酔リスクを出来るだけ減らすように努めています。 また、不安がある場合は、相談だけでもいいので、お気軽にしてください!

獣医師 湯本優希

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