【こんな症例も治ります シリーズ 327】犬の慢性の関節炎も適切な診断と治療で治ります

高齢のワンちゃんは、関節炎が多いです。 イラストの赤丸部分が炎症が多い部分です。

 

参照サイト:

https://bit.ly/2XxCq0X

 

14歳 去勢済みオス チワワです。

 

【 以前から両肘に関節炎がありサプリメントを飲んでいる 】ワンちゃんです。

 

■ ご飯をねだってぴょんぴょん飛び跳ねていたところ、突然キャンと鳴いた後から前足を床に着かなくなったとの事で来院されました。

 

■ レントゲンで確認したところ骨折は見られず、また触診で可動域にも大きな異常は見られませんでしたので、非ステロイド性の消炎鎮痛剤を処方し安静にして頂くことになりました。

 

■ お薬の効果で少しずつ足を着けるようになってきましたが、長期に服用すると腎臓に負担がかかる為、オゾン療法を開始することにしました。

★ オゾン療法は、細胞の代謝を活性化・免疫系の調整作用・抗酸化作用を調整・消炎鎮痛作用・血小板凝集阻害作用があります。

 

★ 椎間板疾患や関節炎などの痛みを緩和し、また心臓血管系、泌尿生殖器疾患、腎不全、消化器疾患、皮膚病、呼吸器疾患、肝機能障害、内分泌傷害、自己免疫疾患、眼疾患、慢性疾患、口腔疾患などにも効果が期待できます。

 

■ オゾン療法の治療方法は複数の種類があるのですが、カテーテルを肛門から挿入しオゾンガスをいれる、注腸方法を行いました。

 

■ カテーテルは柔らかく、挿入時の痛みもありません。 また注入後の違和感も全くなく、安心して動物さんに治療できます。

 

■ なにより副作用が無いのが利点です。

 

■ また毛並みが良くなったり、食事のムラがなくなって良く食べるようになった、若返ったなど嬉しい報告もたくさんいただいております。

 

■ 慢性の関節炎などでは長期に治療が必要です。副作用がなく痛みを緩和してあげられるので動物さんにはとても嬉しい治療法です。

 

獣医師 新井澄枝

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