【こんな症例も治ります シリーズ290】 難治性のウサギの食滞 も 適切な診断と治療で治します。

 

 

ウサギ 10歳 メス

 

【 ここ数日、食欲がない 】と来院されました。

 

■ この子は換毛期に入っており、毎日のブラッシングでも毛がとりきれていない状態でした。

 

■ 検査をしたところ、胃は物が溜まって硬くなっており、腸にはガスがたくさんたまっていました。

 

■ 検査結果と全身の状態からみると、毛玉が原因で胃腸の動きがかなり悪くなる、難治性の食滞の直前状態という病気と診断しました。

 

 

■ 胃腸の動きを改善し、毛玉の排出を促す薬や点滴などを使用したところ、幸いにも翌日から調子が良くなってきました。

 

■ 今回は、体調を崩してすぐだったため、すぐに良くなりましたが、飼主様が数日間も様子を見てしまった事で、致命的になりやすい動物ですので、早めの来院をお願い致します。

 

※ ウサギは強くない動物です。 ぜひとも、優しい目で健康状態を見てあげて下さいね。

 

獣医師 冨田浩平

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