【 こんな症例も治ります シリーズ 257 】 モルモットの細菌感染を伴う重度角膜潰瘍 も的確な診断と治療でコントロールします。

左の眼球に白い目ヤニがありますね。

参照サイト:

http://urx3.nu/NMTA

 

モルモット 4歳9ヵ月 オス(未去勢)

 

【 眼が腫れている 】とのことで来院されました。

 

■ 眼を見てみると、大きな傷があり、眼は腫れあがり瞬きが出来ず、傷の周りは白くブヨブヨした状態でした。

 

■ 早急に眼科検査を行ってみると、大きな傷の周りには沢山細菌(バイキン)がくっついており、重度細菌感染を伴う角膜潰瘍が起きている状況でした。

 

■ 恐らく主食で食べているチモシー(牧草)が目に刺さり、そこに細菌感染が起こったことにより傷が治りにくい環境になってしまっていると考えられました。

 

■ 頻回(頻度が多い)点眼、抗生剤入りの点眼、点眼が出来ない時間には、眼の乾燥を防ぐための抗生剤入りの眼軟膏の徹底使用、抗生剤および消炎剤の内服を行って頂きました。

 

■ 飼い主様は、初めての点眼と内服処置にご不安をかかえられていたので、点眼内服指導も一緒にさせて頂きました。

 

■ そして、1週間後の再診察の際には、眼の腫れは全くなく、とてもきれいな目に戻ってくれていました!!!

 

★ 眼は一生に関わる感覚器官です。

 

■ 放っておくと治せるものも治らなくなってしまうことが多いため、異変に気付かれたら早急に来院されることをオススメします。

 

獣医師 新美綾乃

 

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