【 こんな症例が治ります シリーズ 254 】 ウサギの重症の不正咬合 も的確な治療でコントロールします。

↓↓↓ ウサギの下あご 舌をひっくり返したら、歯が刺さっていた状態

 

 

 

 

参照サイト:

http://urx3.nu/MJi0

 

 

 

 

 

ウサギ 2歳 オス (去勢手術未実施) です。

 

【 急に涎が止まらなくなり、顎の下がただれてしまったウサギさん 】です。

 

■ 何軒かの病院で診てもらい治療も受けたが良くならず、最初は食べていたペレットも少しずつ食べる量が減ってしまい、体重が減ってしまった状態でいらっしゃいました。

 

■ ウサギの過度な流涎(よだれ)の一番の可能性として口腔内のトラブルを疑い、口腔内検査を実施させて頂きました。

覗いてみると、大量の唾液と、一部粘膜が腫れあがっていました。 非常に歯の状態を確認しづらい状況でしたが、乾綿や綿棒を駆使して口腔内の視野を確保すると、一番奥の歯が棘のようになり舌に当たっていました。

 

■ 慎重にその歯を特殊な器具で折って、ヤスリで削ってお返しすると、ぴたりと涎が止まり、いつも通りペレットを食べ始めました。

 

 

■ ウサギの奥歯は食べるものや、その仔の噛み方の癖によって、鋭い棘のようになり、時に舌や口腔粘膜を傷つけてしまいます。

 

■ ウサギが口をモゴモゴしたり、涎が止まらなくなった場合は、このサインの可能性がありますので、ぜひお早めに病院へ連れて行ってあげてください。

 

★ また、何事もなくても、ウサギさんは1~2か月毎の口腔内健診をお勧めいたします。

 

獣医師 桃崎 昂

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