【 こんな症例も治ります シリーズ 227 】 犬の精巣腫瘍 も的確な治療でコントロールします

 

 

 

参照サイト:

https://goo.gl/bSVMtk

 

 

犬 ポメラニアン 12歳3ヵ月齢のオス メス(未去勢)

 

【 精巣の大きさに左右差があるのに気付いた 】ということで来院されたワンちゃんです。

 

 

■ 測定してみると、右より左の方の長径が1センチも大きくなっていました。

精巣腫瘍の疑いがあるため手術で摘出することになりました。

 

■ 手術前の検査で心臓の雑音の聴取が認められたため、レントゲン検査、心エコー検査を行ったところ、心拡大と左心房への血液逆流が確認されました。

 

■ 心臓に異常が認められた中で全身麻酔をかける事に対し、飼主様は大変不安になり悩まれました。

 

■ そこで血圧をコントロールするお薬を薬1ヵ月間服用して頂いてから、手術を行うことにしました。

麻酔中は心電図や酸素濃度をモニターし、血圧測定を行うなどの麻酔管理を行い、無事精巣を摘出することが出来ました。

 

■ 摘出した精巣は病理検査にて右精巣異常なし、左精巣は間細胞腫(ライディッヒ細胞腫)であることが分かりました。

 

この腫瘍は大多数が良性で、去勢手術を行うことにより治癒する腫瘍です。

 

■ 現在術後5ヵ月になりますが、元気に過ごされています。

今後も心臓のケアは定期的に必要になりますが、初期の段階で治療に入れたため進行を緩徐させる事が期待できます。

 

■ 高齢になると心臓病も増えます。 麻酔のリスクも高まりますので普段からの健康診断は大変重要です。

また、高齢になると精巣疾患も増えますので、繁殖されない場合は早い段階で去勢手術をされることをお勧め致します。

 

獣医師 新井澄枝

Page Top