ネコ 1歳5ヵ月齢 オス(去勢手術済)
【 目をシュパシュパし続けている 】という主訴で来院されたネコちゃんです。
■ 目を診てみると、赤く腫れ上がってしまっている状況でした。
ネコちゃんは目を開けにくそうにしていました。
■ 眼の検査をさせて頂いたところ、目に傷は無く、涙の量も正常で、変なところにまつ毛が生えている事もなく、大きな異常はない状態でした。
■ おうちで何かアレルギーとなるものに反応してしまっているのかなと思い、おうちでの様子を伺ってみても別段気になるところはありませんでした。
■ 点眼をおうちでして頂き、再診察で様子を伺ったところ、やっぱり目が開けにくそうとのことでした。
■ ネコちゃんは、ウイルスの感染症でも慢性的な結膜炎を起こしてしまうことがあります。
そして、身体の免疫が下がった時に、身体の中に潜んでいるウイルスが悪さをして結膜炎をひどくさせてしまうこともあるため、【 当院で強みとしている、酸化力・抗酸化物質の測定 】を行ってみました。
■ 簡単にお話しすると、
【 身体の中のサビの量 ➜ 酸化力の測定 】、【 サビ取り力 ➜ 抗酸化物質の測定 】となりますので、
酸化力が高ければ身体の中にサビが多いことになりますし、抗酸化物質の数値が高ければサビ取り力が高いことになります。
■ この子の場合、数値を測定してみると、【 酸化力が大幅に高く、抗酸化物質が大幅に低かった 】です。
つまり、身体の中でサビの量がとても多く、そのサビを取る力がとても低かったのです。
■ 身体の中のサビが多ければ、病気が身体の中に潜みやすくなります。
サビを取る力が低ければ、病気から回復しにくく、様々な病気の発生につながります。
■ なので、このネコちゃんの場合はかなり病気になりやすく、健康体質 (病気になりにくい体質) からは程遠い状況でしたので、早速【 オゾン療法 】というものを開始させて頂きました。
■ 【 オゾン療法 】とは、肛門からオゾンガスを入れる事により、身体の中のサビを取り、サビ取り力をアップさせる治療です。 動物さんに痛みを伴わずに、病気の未然抑制や健康体質にしてあげる事ができます。
■ このネコちゃんは治療の結果、サビの量が減り、サビ取り力も大幅に上がりました。
そして、とても治りにくくネコちゃんの負担になっていた結膜炎もよくなってくれました!!
■ おそらく、身体の免疫が下がり、ウイルス感染症が悪化し慢性的な結膜炎を引き起こしていたと考えられます。
■ 【 当院で強みとしている健康長寿のためのアンチエイジング診療 】は、免疫力の向上により健康体質の維持や病気の未然抑制を行うことが出来ます。
■ 健康長寿のためのアンチエイジングに興味のある方は、お気軽に当院にお問い合わせください(^^)/
獣医師 新美綾乃