【 こんな症例が治ります シリーズ 171 】 猫の肛門嚢炎 も的確に治療します

 

 

 

 

 

 

 

参照サイト:

https://goo.gl/YwEN72

 

ネコ 14歳 オス(不妊手術実施済み) です。

 

【 お尻の周りの毛がぬけてしまった 】とのことで来院されたネコちゃんです。

 

■ お尻を見させていただくと、肛門としっぽの根元に脱毛が見られました。 一部化膿もしているようでした。

皮膚の検査をさせていただくと、化膿部位に細菌と炎症細胞が出ている様子がみられました。

 

■ お尻周りを気にしている様子があるとのことでしたので、【 舐め壊しによる皮膚炎が起きている 】のは間違いないようですが、なぜこの子はお尻の周りを舐めてしまったのでしょうか?

 

■ 気になってお尻の両脇にある【肛門嚢】を触ってみたところ、分泌物がたまってパンパンに腫れていることが分かりました。

 

■ 【肛門嚢】とは、スカンクの臭腺にあたる【におい袋】のことです。 袋の中の分泌物は、通常は排便の際に便中に出たり、興奮した時に噴出してマーキングなどの役割を果たします。 しかし、何らかの理由で分泌がうまくいかなくなると、肛門嚢に炎症が起きてしまうことがあります。 これを【肛門嚢炎】といいます。

 

■ この子は【肛門嚢炎】を起こしていたために、お尻周りを舐めてしまい皮膚炎になっていたのです。 そこで、肛門嚢内の分泌物を絞ってあげて、皮膚炎の治療をしたところ症状はすっかり改善しました。

 

■ 肛門嚢炎は放置すると、膨らんだ肛門嚢が破裂し、【お尻の脇の皮膚が破れて】膿が出てくるようなこともあります。 こうなると元気や食欲までなくなってしまうこともあります。

 

■ 老猫ちゃんの場合、肛門の横に穴が空いてウミが出てくるパターンが多いのです。

 

■ お尻を地面にこすり付ける、お尻を気にして舐めているといった様子が見られたら、一度病院で肛門嚢をチェックしてみましょう。

 

獣医師 齋藤隆太

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