皮膚科専門診察担当の桃崎です。
■ 今年は本当に雨が多く、急に朝晩は肌寒くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
■ 今回は前回告知したように【 高齢になって出た痒み 】について、2回に分けてお話しさせて頂きます。
■ 高齢になって初めて出た痒みの場合、たとえ症状が該当していても簡単に【アトピー性皮膚炎】とは診断できません。
■ この場合まず考えなくてはならないことは【感染症】【体質の悪化】【食物アレルギー】、状況によっては【ホルモン疾患】や【腫瘍】が考えられます。
■ まず、【感染症】と言ってもいろんな感染がありますが、一般的には細菌感染が一番多いと思います。
■ しかし、特にマラセチアやノミ、疥癬ははっきりとした皮膚の症状が無いのに強い痒みが出るため、分かりづらい場合があります。 ですから、色々な他の病気を疑う前に、しっかりとこれらの感染が無いことを確認する必要があります。
■ ただし、疥癬やノミは検査をしただけでは完全に否定することが難しいこともあるので、場合によっては診断の為に一度治療を実施してみる場合があります。
■ 次に【体質の悪化】とは、もともとその子の持っている、フケが多いとか、汗っかき、または脂症などの体質が年齢を経るごとに悪化していくことです。 それが原因で感染症や、痒みが引き起こされているケースも少なくありません。
■ 体質は犬種によって差があるため、それぞれに合わせたスキンケアが重要になります。
■ ここまで前半をお話したところで、続きは次回にしたいと思います。
■ 次回の更新は10月下旬予定です。
ぜひ読んでみてください。
■□■ さて、今月の皮膚科専門診察は、第二週の【10月13日 木曜日 10時~16時】に行わせて頂きます。
★ 現時点ではまだ、新患枠に1件だけ余裕がございますので、ご希望の飼主様は日程をご確認の上、当院スタッフまでお問い合わせください。
ファミリーアニマルホスピタル
高橋動物病院
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