【 こんな症例が治ります シリーズ 159 】 犬の急性胃腸炎 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

犬 9ヵ月歳 オス (未去勢)

 

【 1週間前から下痢があり、昨日から何度も吐いて、食欲もない 】というワンちゃんです。

 

■ 1週間前から、うんちが柔らかくなり、頻回になってきた。 さらに、昨日から何度も吐くようになって、食欲がなくなってしまったということでいらっしゃいました。

 

■ 血液検査、ウンチ検査、レントゲン検査、エコー検査をさせていただいたところ、「大腸炎がある事と胃腸の動きが悪い状態だという事」が分かりました。

 

■ 治療としては、皮下点滴を行い、整腸剤や制吐剤の内服薬を処方しました。

 

■ 翌日、吐き戻しが止まらず、食欲もやはり無いということで再度来院されました。

 

■ 前日の治療への反応が悪く、腸閉塞の可能性は捨てきれなかったので、通過性を確認するためにバリウム検査を行いました。

 

■ バリウム検査での通過性は問題ありませんでした。 バリウム検査後、吐き戻しは無く、食欲も出てきました。 このようなバリウム検査後の症状改善のケースでは、柔らかい異物(自分の毛や綿など)が少し胃腸に引っかかる事でも、似たような症状が起こります。

 

■ 今回は急性の症状に対して、集中的に治療を行ったところ良い結果に結びつきました。

 

■ 吐き戻しをする原因は様々ですが、それぞれの原因・症状に合わせた治療法を正しく選択していくことが大事であると感じたワンちゃんでした!

 

■ 吐き戻しはよくある症状の一つです! お困りのことがありましたら、当院にご相談ください(*^_^*)

 

獣医師 小田原由佳

 

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