【 こんな症例が治ります シリーズ 151 】 ウサギの子宮内膜炎 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

ウサギ 7歳 メス (未避妊)

 

【 血尿のようなオシッコをしたというウサギさん 】です。

 

■ 元気や食欲は問題無いけれども、昨日のおしっこが少し血混じりに見えたということで来院されました。

 

★ ウサギさんのおしっこは、正常でも少し赤く見える事があるので、血尿かどうかは来院された時点では不明でした。

 

■ しかし、高齢の未避妊の女の子が血尿する理由は、大きく分けて「泌尿器疾患(腎臓~膀胱)」・「生殖器疾患(子宮)」の二つが考えられるため、レントゲン検査とエコー検査を行うことにしました。

 

■ レントゲン検査とエコー検査の結果から子宮に何か問題があることは明らかでした。 しかし、良性のものなのか、悪性のものなのかは切除してみないと分からなかったため、飼主様と相談の結果、外科的に子宮・卵巣を切除することとなりました。

 

■ 手術でお腹を開けてみると、左の子宮が非常に膨れていました。 膣の上部まで切除して、取り出した臓器は病理組織検査を行いました。

 

■ 検査の結果としては、「子宮内膜炎」という結果でした。 子宮内膜炎とは、ホルモンのバランスが崩れることによって子宮の内膜が過形成を起こしてしまう状態です。 子宮内膜炎になっていると、子宮に粘液や膿がたまることがあります。

 

■ うさぎの4歳以上の女の子(未避妊)の7割の子達は、何らかの生殖器疾患を患っていると言われています。その中でも多いのが「子宮腺癌」です。 高い確率で肺に転移する怖い病気です。

 

■ ワンちゃんやネコちゃんでは、避妊手術は浸透していますが、ウサギさんではまだまだです。 しかし、中高齢のうさぎさんでこれだけ子宮の病気が多いという事実があるので、病院では積極的に手術を勧めています。

 

■ 女の子のウサギさんを飼われている方は、ぜひ一度検討してみて下さい(*^_^*)

 

獣医師 小田原由佳

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