【 こんな症例が治ります シリーズ 131 】 膀胱炎 も的確な治療で治します。

 

 

 

 

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柴犬 2歳 メス(避妊手術実施済み) です。

 

【 オシッコに血が混ざる 】とのことで来院されたワンちゃんです。

 

■ 少量のオシッコを頻繁にし、その一部に血液が混ざるとのことでした。

 

■ オシッコを採らせて頂いたところ、オシッコの中にキラキラ光る砂のような物が認められました。

 

■ オシッコ検査をしてみると、オシッコのpH(酸性度)がアルカリ性側に傾いており、顕微鏡で覗いてみると【細菌】と【ストラバイト】という結晶が出ていました。 検査結果から【細菌性膀胱炎】と【ストラバイト結晶】と診断されました。

 

■ 女の子は尿道が短いため、男の子に比べ細菌感染により膀胱炎にかかるリスクが高いといわれています。 膀胱内に細菌が感染すると、細菌の働きによりオシッコがアルカリ性になります。 そうすると、オシッコがアルカリ性になるとできやすい【ストラバイト結晶】が検出されることがあります。

 

■ 幸いにもこの子は、飼主様が早期に気づいてくださったため、点滴と抗生物質・消炎剤の内服により速やかに症状が改善しました。

 

■ よく一般のフードの中に、『 下部尿路疾患を予防できます 』と書いてある物がありますが、特にネコちゃんで【 予防できていない 】症例が来院されます。 ですから、必ず良いフードを動物病院に聞いて処方してもらって下さい。

 

■ 日頃からオシッコの色や回数に気を配り、違和感があったらすぐに一度オシッコ検査をしてあげましょう。

 

獣医師 齋藤隆太

 

 

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