【 こんな症例が治ります シリーズ 118 】 犬アトピー性皮膚炎 も的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

犬 8 歳 オス(去勢手術実施済み) です。

 

【 皮膚を痒がるということで来院されたワンちゃん 】です。

 

■ 皮膚の様子を見させて頂くと、首の下や脇・足が赤くなっており、搔いた部分の毛が抜けていました。

 

■ 耳の後ろや、股の一部の皮膚は黒っぽくなっていました。 このような状態を【色素沈着】といい、長い間、刺激があることによって起こる皮膚の変化です。

 

■ 皮膚の検査をしたところ、患部から細菌が検出されました。 寄生虫の感染はなさそうでしたので、抗生物質を1週間使用していただくことにしました。

 

■ 1週間後に様子を見させていただいたところ、お薬を飲み始めて数日は痒みが引いていたけれど、またぶり返してしまったとのことです。

 

■ このような症状と経過からアトピー性皮膚炎を疑い、痒みを抑えるために適確なステロイドを使用したところ、痒みが軽減し皮膚の赤みもなくなりました。

 

■ 的確に治療計画を立てて、薬の処方の順番を間違わないこと、これが皮膚病には重要です。

 

■■ アトピー性皮膚炎はアレルギーとよく混同されがちですが、厳密にいうとアレルギーと違い、皮膚が炎症を起こしやすい状態になっていることを言います。

 

★ お家の子が身体を痒がっていたら是非一度ご相談ください。

 

★★★ 当院では、毎月第2月曜日に【 アジア獣医皮膚科専門医の村山先生 】による特別診察を行っています。 完全予約制ですので、お電話で御予約頂ければ幸いです。

046-274-7662 (皮膚科担当:桃﨑 獣医師)

 

獣医師 齋藤隆太

 

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