【 こんな症例が治ります シリーズ 114 】 ワンちゃんの角膜潰瘍 も的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬 6歳 オス(去勢手術未実施) です。

 

 

【 今朝気づいたら、左眼が ショボショボ していたというワンちゃん 】です。

 

◆ 様子を診(み)させていただくと、左眼がショボショボしており、涙も多くでていました。 このように眼がしょぼしょぼしている状態を【羞明】といい、眼が痛いときによく認められます。

 

◆ 人の場合は眼にゴミが入った時や、結膜炎などの際に眼が痛く、ショボショボすることが多いと思いますが、ワンちゃんの場合は眼に傷が入ることで痛みを生じていることがよくあります。

 

◆ そこで、角膜の表面の傷を染める特殊な色素を使って検査したところ、角膜の一部が緑色に染まり、傷ついていたことがわかりました。 傷自体は直径2mmほどの小さなものでしたが、小さな傷でも痛みが強く出ることもあるので要注意です。

 

◆◆◆ また、この傷に細菌が感染していると、小さな傷であってもあっという間に角膜に穴が開いてしまうことがあります。 そこで、細菌がいるかどうかも検査させていただきましたが、幸いなことに細菌は検出されませんでした。

 

◆ 角膜を保護する成分の入った点眼薬を使用したところ数日で傷がなくなり、眼のショボショボも改善しました。

 

◆ 草むらに顔を突っ込んだ・・・耳が痒くて搔いていたら眼にあたってしまった・・・同居の子とじゃれていたらいつの間にか・・・このように眼に傷が入ってしまう原因は多岐にわたります。 お家の子の眼がショボショボしていたら早めに病院までご連絡ください。

 

獣医師 齋藤隆太

 

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