皮膚科専門医診察担当の桃崎です。
本日は以前、皮膚科専門医診察で皮膚の悩みが解消された症例をご紹介したいと思います。
【イヌ 8ヵ月齢 未去勢 雄】 の症例です。
2週間ほど前から皮膚を痒がるようになり、病院で検査を実施しましたが、特に細菌感染等はみつかりませんでした。
しかし、痒みはどんどん激しくなっていき、ついには眠れないほど掻くようになってしまいました。
そこで専門医の先生に一度診てもらう事になり、診察の結果、【 犬アトピー性皮膚炎 】が最も疑わしいという事になりました。
この【 犬アトピー性皮膚炎 】という病気は環境中の物質に対し、アレルギー反応が起き身体が痒くなるというものです。 しかし、この病気は診断を付ける事が難しく、他の痒くなる原因を除外して診断していきます。
治療には、調整しながらステロイドの飲み薬を使用していきました。
皆さんは、どうしても【ステロイド】と聞くと悪いイメージをお持ちのようですが、ステロイドは正常の体内でも作られているものであり、ちゃんと用法用量を調整して使用すれば大変優れたお薬です。
この子の場合にも、ステロイドを飲むようになって痒みもコントロールできるようになり、今では頓服として痒みが出た時に、たまにお薬を飲むだけで痒みに悩まなくて良くなりました。
【犬アトピー性皮膚炎】は、もともと遺伝的になりやすい犬種があります。
たとえば、【柴犬やシェパード、フレンチブルドックなど】が代表的です。
もし、自分のワンちゃんもいつも痒がっているなど、思い当たることがある飼い主さんは、是非病院までご相談下さい。
当院では【アジア獣医皮膚科専門医】の村山信雄先生の【皮膚科専門診療】を実施いたしております。
https://fah-takahashi.com/blog/?p=2670
次回の【皮膚科専門診療】は、 【9月8日(月)】診察となりますが、
お陰様で、予約診療枠があと新患さん1件分を残していっぱいとなっております。
それ以降は、キャンセル待ちである事を御了承して頂いた上で、申し込み受付となります。
ですから、9月の診察をご希望の方はお早めにお問い合わせください。
追伸:
当院の皮膚科診療は、日頃も【村山先生・アジア獣医皮膚科専門医】と連携を取りながらレベルの高い良質な診察を行っております。 村山先生は、診察だけでなく【当院の獣医師卒後教育セミナー】の講師もして頂いております。 当院の獣医師スタッフは、先生からマニアックな内容を伝授して頂き、診療に役立てております。 御安心下さい。
ファミリーアニマルホスピタル
高橋動物病院
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