【 こんな症例が治ります シリーズ 38 】 歯周病 も 的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

ネコ 5歳 オス(去勢手術未実施) です。

 

 【 病院での身体検査で重度の歯肉炎の見つかったネコさん 】です。

 

 以前から口の臭いは気になっていたということで、歯にはビッチリ歯石が付いており、【歯周炎】まで進行している事が疑われました。

 

★ 【歯の周囲の主な病気】とは大きく分けて【歯肉炎】と【歯周炎】に分かれます。 歯茎の歯肉のみの炎症である【歯肉炎】が進行して、深いところまで炎症が進んでしまい、歯槽骨という歯を支えている骨まで溶かしてしまうと【歯周炎】となります。 ★

 

 

 今回の場合、レントゲンなどの検査により、歯磨きや飲み薬などのホームケアでは根治治療は困難と判断したため、麻酔下での歯石除去術を行う事になりました。

 

 特別な最新鋭の歯科治療用の医療機器を用いて歯石除去を行い、アゴの骨まで侵されてしまっている歯を何本も抜く大手術となりましたが無事成功しました。

 

 術後しばらくは流動食しか食べる事が出来ませんでしたが、徐々に普通のお食事も食べられるようになっていきました。

 

★☆★ また、不思議な事に手術前にずっと繰り返していた下痢がぴたりと無くなったそうです。

 

 歯石1g中には約1000億匹の細菌がいると言われていますから、おそらくその細菌たちが悪さをしていたのだと思います。

 

● つまり全身の健康はお口の健康から! 皆さんの大切なパートナー(動物さん達)のお口は大丈夫ですか?

 

 

 

 獣医師 桃崎 昂 

Page Top