【 こんな症例が治ります シリーズ 28 】 膵炎 も的確な治療で治します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イヌ 11歳 オス(未去勢) です。

 

 【 元気・食欲ともにムラがあるワンちゃん 】です。

 

 「 2日前から食欲がなくなり、元気もアップダウンがある 」という事で来院されました。

 

 レントゲン検査、血液検査を行いました。

 

 血液検査では特に異常が認められませんでしたが、レントゲンで胃内に異物様の影が認められました。

 

 

 そこで、翌日バリウム検査を実施し、特に閉塞はありませんでした。 退院時は食欲も回復し、順調に回復すると期待をしていたのですが、一週間後の再来院時にあまり食欲があがらないという事でした。

 

 もう一度検査結果を見直し、飼い主様から再度お聞きして、そのお話を整理した結果、「膵炎」を疑うような見解があったため、血液検査で膵炎のマーカーになるものを検査しました。

 

 すると、【 膵炎である 】ことが判明し、そこからは継続的な点滴を行いました。

 

 飼い主様の懸命な治療により、食欲も以前と同じくらいに戻り、元気になりました。

 

 膵炎は症状が様々で、難しい病気ではありますが、適確に診断すれば多くの症例で軽快してきます。

 

 

 獣医師 小田原 由佳 

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